第2期草莽(そうもう)塾の第1回講義@日本プレスセンターを受講させていただきました◎
2023年8月、佐渡市両津湊の若宮神社において革命家北一輝(きたいっき)慰霊祭が行われました。そこにご参列されていた月刊日本の南丘喜八郎主幹から政治塾「草莽塾」に参加するようにお誘いいただきました。昨年第一期を修了し、第二期でも学ばせていただくことになりました。
提出したレポートを共有しますので、お手すきの際にご一読いただけますと幸いです。
【01】国際ジャーナリスト 春名幹男氏
共同通信社ワシントン支局長や早稲田大学大学院客員教授等を歴任。春名氏著の「世界を変えたスパイたちソ連崩壊とプーチン報復の真相」を読んで講義を聞いた。トランプ関税は、同盟国に対しても実行しようとしていることは問題で、中国がどう動くかということが最も重要である。中国の対米輸出は5倍であるため、関税で喧嘩してもアメリカは中国に勝ち目がない。また、トランプ大統領がプーチン大統領に戦争を止めるように警告したが、ロシア側の意見だけを聞いていることは問題。なお、北方領土はかつて資料により松前藩が治めていたことがはっきりしている。主権や領土問題は妥協すべきものではないため、日本の政治家は徹底しなければならない。私は、トランプ大統領のMakeAmericaGreatAgain旋風により、世界中が戦々恐々としており、殺伐とした国際社会に近づきつつあると感じている。自国第一主義の考え方が、結果として世界経済の停滞を招きかねないことになると思った。
【02】国民民主党代表 玉木雄一郎氏
「つくろう、新しい答え。」をキャッチフレーズに2018年に国民民主党を結党し、代表に就任。これからの時代は、経験とアイデアとAIを掛け合わせることが必要だと思う。西郷隆盛の言葉、「政の大体は、文を興し、武を振ひ、農を励ますの三つに在り。」を胸に秘め、①人を育てる⇒人づくりこそ国づくり、②国を守る⇒自分の国は自分で守る、③産業を興し、民を豊かにする⇒給料が上がる経済を実現する。を実行していきたいと考えている。また、食の安全保障:自給率37%(カロリーベース)、エネルギーの安全保障:自給率12.1%に留まり、年間25~30兆円の燃料代がかかっているため、安全保障を真剣に考えないと日本は立ち行かなくなると危惧している。今後、教育国債を発行して教育・科学技術予算を年間10兆円規模に倍増させるべきである。私は、出産・子育て・教育にお金がかからない国にして日本の国際競争力を回復させる切り札の一つは、教育国債の導入であると確信した。
貴重な機会を本当にありがとうございました!
▼一般財団法人 佐々木秀吉育英財団 草莽塾
https://www.sh-ikueizaidan.org/
▼月刊日本
http://gekkan-nippon.com/
追伸
北一輝(きたいっき)氏は佐渡が誇る偉人の一人で大革命家です。安倍先生をはじめとする国会議員の先生方の中にも信奉者が多数おられます。「明治維新の本義は民主主義にある」と主張し、大日本帝国憲法における天皇制を激しく批判しました。明治期において「天皇のための国民」ではなく、「国民のための天皇」であると主張していたのです。国家体制は、基本的人権が尊重され、言論の自由が保証され、華族や貴族院に見られる階級制度は本来存在せず、これらが明治維新の本質ではなかったのかとして、再度、この達成に向け「維新革命」「国家改造」が必要であると主張しました。二・二六事件の理論的指導者の内の一人とされ、死刑判決を受けました。そして、1937年(昭和12年)8月19日、事件の首謀者の一人とされた陸軍予備役軍人の西田税らとともに銃殺刑に処されました。満54歳没。辞世の句は「若殿に兜とられて負け戦」。ちなみに、弟の北昤吉衆議院議員は自民党新潟県連初代会長を務められました。
▼北一輝(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E4%B8%80%E8%BC%9D
▼自民党新潟県連歴代会長一覧
https://www.jimin-niigata.jp/about/