室岡ひろしの最新情報

世界的に新型コロナウイルスが猛威を振るい、日本国内でもコロナ禍が続いて、早くも丸2年が経とうとしております。

2022年2月12日 / Hiroshi Murooka / ブログ

世界的に新型コロナウイルスが猛威を振るい、日本国内でもコロナ禍が続いて、早くも丸2年が経とうとしております。昨日、コロナ関連での国内死亡者数が、累計2万人を超え、1日で150人の方がお亡くなりになられました。新型コロナウイルスさえなければ、まだお元気であったかもしれないと想像すると残念でなりません。感染によりお亡くなりになられた皆様には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

湿気に弱いインフルエンザウイルスは梅雨を超えられないそうですが、コロナウイルスが年中蔓延している状況は専門家の予想通りとなっております。オミクロン株やその変異株も含めて未知のウイルスとの付き合い方には手探りが続きますが、我々一人ひとりにできることは、3回目のワクチン接種と「新しい生活様式」の実践に尽きると考えます。ワクチン接種を行い、体内に中和抗体が増えることでコロナウイルスに感染しにくくなる、もしも感染しても重症化しにくくなるそうです。大阪府では、累計20万人近くの感染者のうち重症化率0.08%程度に留まっているとのことです(感染者20万人×0.08%=重症患者160人という人数感)。

また、「新しい生活様式」については、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い・うがい・消毒の励行、日常生活を営む上での密集・密接・密閉の3密の回避、テレワークやローテーション勤務、時差通勤の実践などが求められ続けております。皆様には、引き続き「新しい生活様式」を意識して行動いただき、健康で文化的な生活を営んでいただきたいと思います。

岸田文雄首相は、先月の衆参両院本会議での施政方針演説において、新型コロナウイルス対策について「過度に恐れることなく、対応を冷静に進める」と表明されました。オミクロン株の特性を踏まえ「専門家からは感染力が高い一方、感染者の多くは軽症、無症状であり重症化率は低い可能性が高い。十分な備えをしたうえで過度に恐れることなく協力してこの状況を乗り越えていきたい」と述べられております。

オミクロン株は既にインフルエンザ化しているという分析もある一方で、やはり死亡者数で考えるとまだまだ楽観視できないとの見方もあります。私も楽観視できないとは思いますが、総理の仰る通り「過度に恐れることなく」、「新しい生活様式」を実践するのみであると考えます。そのことを遵守してさえいれば、もしも陽性反応が出たとしても当然のことながら責めることは決してできません。誹謗中傷につながるようなことが無いよう、思いやりをもった行動を心掛けなければなりませんね。

そして、コロナ後の生き方において、当たり前に人が人に逢える喜びやその価値が見直される時代が来ると考えております。コロナ後こそ、島内外の皆さまに佐渡をより好きになってもらい、佐渡の関係人口になっていただきたい。UI孫ターン促進を行い、佐渡に遊びに来る方、ひいては定住していただける方が増え、そして人と人とがつながっていくよう引き続き尽力したいと思います。

【画像出典】NHKニュース7、NHKニュースウオッチ9、厚生労働省

下記にて参考リンクを共有させていただきます。お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。

厚生労働省 死亡数・死亡率
平成20年の死亡数は114万2467人で、前年の110万8334人より3万4133人増加し、死亡率(人口千対)は9.1で前年の8.8を上回った。

厚生労働省 日本の1日
亡くなるのは、1日3,280人。(平成17年~平成22年)

1日で3750人が亡くなりました…「日本人の死因」最新調査
2020年、亡くなった日本人は137万人。厚生労働省『人口動態調査 令和2年』によると、昨年、亡くなったのは137万2755人。1日当たり3750人の方が亡くなった計算です。男女別に見てみると、男性の死亡者数は70万6834人、女性の死亡者数は66万5921人でした。また死亡率は、人口1000人あたり10.9。男性の死亡率は11.5、女性の死亡率10.3でした。昨年11.2よりも低下しましたが、高齢化が進み、死亡率は増加傾向にあります。

年間死亡数11年ぶり減 コロナ対策で感染症激減
2020年の国内の死亡数は前年より約9千人減少したことが22日分かった。死亡数は高齢化で年平均2万人程度増えており、減少は11年ぶり。新型コロナウイルス対策で他の感染症が流行せず、コロナ以外の肺炎やインフルエンザの死亡数が大きく減少したためとみられる。

2020年の自殺者、11年ぶりに増加 : コロナ影響か、女性が急増
2020年の全国の自殺者数は、19年の確定値より750人(3.7%)多い2万919人(速報値)となった。自殺者は10年連続で減少していたが、リーマン・ショック後の2009年以来、11年ぶりに前年を上回った。人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も11年ぶりに増えて、16.6人となった。

男性は前年比135人減の1万3943人で11年連続の減少。一方、女性は同885人増の6976人と大幅に増えた。新型コロナウイルス感染者の拡大で生活環境の変化や、雇用など先行きへの不安が心理的な負担になっているとみられる。

2021年の自殺者数、微減の2万830人 減少は2年ぶり
2021年の自殺者数は2万830人(速報値)だった。コロナ禍で11年ぶりに増加した前年より251人少なく、2年ぶりに減少した。ただ、減少率は1.2%にとどまった。厚生労働省が21日公表した。

全体の内訳をみると、男性が前年より240人少ない1万3815人で、12年連続の減少となった。一方、女性は7015人となり、前年に比べて11人減っただけ。2年連続で7千人台となった。

交通事故や災害で亡くなる人はどれくらいいる?
交通事故で約3,700人、火災で約1,300人、自然災害・事故で約1,100人が死亡(行方不明者含む)
2020年の交通事故死者数は3,718人で、1日当たり10.2人が亡くなっています。年齢階層別の割合では、70歳以上が50%超で最も高くなっています。

【図解・社会】交通事故死者数の推移
2019年に全国で起きた交通事故による死者数が前年比317人(9.0%)減の3215人だったことが6日、警察庁のまとめで分かった。統計が残る1948年以降での最少を3年連続で更新した。警察庁の担当者は「街頭での取り締まり強化やシートベルト着用の定着化など、さまざまな要因がある」と分析した。

新型コロナウイルス感染症まとめ
※2022年2月11日現在
現在感染者数:927,549人(前日比+4,716)
新規感染者数:98,370人(前週同曜日比-2)
累計感染者数:3,781,211人
死亡者数:20,092人(前日比+150)
退院者数:2,833,570人(前日比+93,504)

新型コロナの国内死者累計が2万人超える オミクロン株流行で増加
新型コロナウイルスの国内死者数の累計が11日、2万人を超えた。オミクロン株による感染急拡大の影響で、1日あたりの死者数は年明け以降、右肩上がりに増加している。

日本総研 2021年の出生数・死亡数の見通しー新型コロナの影響は限定的だが、一部に見過ごせない動きも
妊娠届出数から算出した2021年の出生数(日本人)は、前年比▲3.7%減の81万人程度と見込まれる。2016年以降の出生数は年平均▲3.5%減で推移しており、2021年の減少幅はトレンドに沿ったペースに落ち着く見込みである。

2020年の死亡数(日本人)は前年比▲0.61%減となった。新型コロナ対策が、インフルエンザなどの流行性感冒や肺炎などの罹患を抑制したためと考えられる。

2021年の死亡数は、上半期の速報データから概算すると、前年比+3.7%増の142万人前後と見込まれる。急増の印象を受けるが、これは2020年に減少した裏返しである。国立社会保障人口問題研究所の将来人口推計では、わが国の死亡数は2040年に166万人へ増加することが示されており、2021年の142万人という死亡数も、そのトレンドの範囲内に収まる。

数字の上では、出生数・死亡数とも、コロナ禍の影響は限定的との印象を受けるものの、一部に多大な影響を受けた人たちがいることは見逃せない。出生数に関しては、妊娠の先送りによって希望する子どもを持つことが叶わないカップルが生じることや、経済的困窮に置かれた若い世代の増加、結婚を希望する人たちの出会いの場が少なくなっていることなどである。死亡数に関しては、総数を追っているだけでは見落としがちな女性自殺者の急増も深刻な問題である。接客業に従事する非正規雇用者など、一部の女性が多大な経済的影響を受けた。

新型コロナによる人口動態面への影響は、差し当たり懸念されたほどではなかったが、一刻も早いコロナ禍の克服と経済活動の正常化に向けた取り組みはもちろん、とりわけ影響の大きかった人たちに向けた手厚い支援が不可欠である。