第43期佐渡林業実践者大学第1回講座に参加させていただきました◎
昨日、第43期佐渡林業実践者大学第1回講座に参加させていただきました◎
元農林水産大臣の故近藤元次先生(相川出身)のご発案により、昭和54年に開学した伝統ある市民講座で、初代学長は近藤元次先生。二代目学長は、小澤普照先生(元林野庁長官)。三代目現学長は、箕口秀夫先生(新潟大学農学部教授)が歴任されております。
午前は座学、午後は新大演習林の現地見学の内容で大変勉強になりました!
・佐渡の面積855k㎡のうち、608k㎡(7割)が森林である。
・杉の人工林は、約1万haであり、伐採の適齢期を迎えている。
・令和2年の佐渡産木材5,261㎥のうち、半分は島内利用、半分(C材)は島外に移出されバイオマス発電等に利用されている。
・原木乾燥シイタケの県内生産量の9割以上が佐渡産である。
などなど。
午後は、樹齢1000年を超えるとされる金剛杉などの佐渡の天然杉や人工杉林、アテビ林の見学を行いました。
・杉に比べてアテビは樹高は低い。また成長も遅い。
・アテビの価格は杉の2~3倍である。
・アテビは佐渡金山の坑道の支え木にも古くから使われている。
・新大演習林地内の標高は最高950mくらいで、海にも近いため、湿気が多く、天然杉の生育環境としては適した環境である。
などなど。
シラネアオイやカタクリの群生も見られ半月遅れの春を感じました。
主催者、参加者の皆さんには、貴重な機会を本当にありがとうございました!