第8期LDP新潟政治学校で1泊2日の佐渡合宿を敢行しました◎
📝 1泊2日佐渡合宿の講演要旨&地域資源ツアーをまとめました!
1. 佐渡市観光文化スポーツ部長 講演要旨
テーマ:「世界文化遺産登録を契機とした新たな観光スタイルへの挑戦」
(講師:佐渡市観光文化スポーツ部長 小林大吾氏 / 2025年10月4日)
🌏 1. 世界遺産登録と現状の観光課題
- 登録実現と価値: 市民運動から28年の努力を経て2024年7月27日に実現。江戸期に焦点を絞り、採鉱から小判製造まで一連の工程を島内で完結させた手工業の最高到達点が評価されました。
- 観光客の動向と課題: 登録後、観光入込数は約2割アップしましたが、コロナ禍で減少した帰省客・ビジネス客の回復が遅れ、全体の伸びは約5%増に留まっています。この減少分を観光でどう補うかが課題です。
- 目標: 屋久島や白川郷のような持続可能な世界遺産モデルを目指し、「①知ってもらう」⇒「②訪れてもらう」⇒「③住んでもらう」を推進します。
💡 2. 新たな誘客と文化・地域経済への取り組み
- 情報発信: YouTuber(けーさん)の影響でファミリー層が増加。SNSやポップカルチャー(例:『ゴールデンカムイ』による宿根木人気)の絶大な宣伝効果を再認識。
- 体験・分散型観光:
- 人間国宝による無名異焼体験やプライベート能鑑賞などを実施。
- 相川地区で分散型ホテルを開業し、「町を一つのホテルに見立てるまちごとミュージアム構想」を推進。街歩きや宵乃舞などで経済貢献を促します。
- 文化・歴史: 大久保長安が能楽師を連れてきたことで能楽が盛んになり、120集落で鬼太鼓が行われるなど、文化資源が豊富です。
- 地域連携: 「沖縄+北海道=新潟・佐渡」のような広域観光実現に向け、新潟県全体を視野に入れた連携(新潟市、小千谷市、三条市立大学など)を推進。
🏘️ 3. 持続可能な島づくりの課題と対策
- 空き家対策: 空き家は5,000軒あり、今後10年でさらに5,000軒増える可能性があり、お試し住宅などで活用を模索。
- 人材育成:特定地域づくり事業協同組合「トキコネクト」設立や佐渡ビジネスコンテストを開催し、持続可能な人材育成を図ります。
- スポーツ:トキマラソンは参加者増加(新潟シティマラソンとの連携が好影響)も、他競技は減少傾向。
🗣️ 質疑応答ハイライト
- 分散型ホテルの課題: 4,000人泊を達成も、「すきま風」「町に情報がない」「営業時間が短い」などの課題を指摘。
- 交通の課題: 名古屋以西からの交通アクセスの悪さや、島内の二次交通・ライドシェアの難しさが挙げられました。
- 金の輸送: 海賊や沈没のリスクを避けるため船を使わず、「佐渡小判は一枚も紛失したことがない」エピソードを紹介。

2. 佐渡市農林水産部 講演要旨
テーマ:「生物多様性から見る環境と経済の好循環」
(講師:佐渡市農林水産部農業政策課長 中村長生氏 / 2025年10月4日)
🕊️ 1. 環境保全とトキ野生復帰の農業戦略
- 基本姿勢: 課長自身が稲作(2ha)を行い、「農家さんに寄り添う姿勢」を重視。人口減少と農村疲弊への強い危機感を抱いています。
- 環境農法: オーガニックではなく、農薬・化学肥料を5割減らす「5割減減」を主力とし、協力農家の増加を目指しています。
- ネオニコチノイド対策: 行政としては推進できない中、農協の協力を得てネオニコチノイド系農薬の取り扱いをしないという独自の方針を推進しました。
- 目標と実績: オーガニック田んぼ100ヘクタールを目指す。「コープデリの佐渡トキ応援お米プロジェクト」で4,000万円を集めるなど、環境配慮が経済価値に繋がっています。
🌾 2. 農業経済と販売戦略の課題
- コメの現状: 米離れとマイナー産地の値崩れが進行。佐渡米の引き合いは多いものの、需給調整により事実上増産できていないのが現状です。
- 販売余力: 農協が既存ファンに販売するパターンが多く、新たな販路開拓の余力がないため、佐渡米ファンを増やしたい意向です。
- 付加価値: 環境配慮農家への所得補償が今後の課題です。純佐渡産の学校給食や食べ比べ授業で食育にも注力。
🏔️ 3. 里山崩壊への対策と行政の役割
- 里山・環境課題: 耕作放棄地が増加し、トキの営巣地が600羽で限界ではないかという懸念があるため、「もっと人間が山に入る」活動を推進したい。
- 独自の環境課題: 合併浄化槽で水がきれいになりすぎた結果、有機肥料が不足しているという里山の崩壊を示す独特の課題があります。
- 行政の役割: 「農家の機運醸成を待つ」のではなく、「臨床診断士的な職員」として「ボタンの掛け違いを治す役割」を果たすべきだと提言。
🗣️ 質疑応答ハイライト
- 農業×観光:トキマラソン参加者への農業体験など、「農業は人を呼び寄せる観光のフック」になり得ると強調。他部署との連携(シナップスがつながる感覚)の必要性を再認識。
- 複合ツアー: 世界農業遺産だけでなく、ジオパークや世界遺産など複合的なツアーを組むことで集客力を高めたい。
- 就農・定住: 「孫ターン就農」は成功パターンがあり、イケベジなどが研修フィールドを提供し、研修生を受け入れています。

🎉 交流会と視察ツアー
3. 交流会レポート:地域資源クイズで地元の熱量を知る
【交流深まる夜!地元愛あふれるクイズ大会に熱狂🔥】
第4回講義後の夕食会(@トキ交流会館)は、参加者全員が考案した「地元の地域資源三択クイズ」大会で大盛り上がり!✨
「朱鷺の羽が使われる伊勢神宮への奉納品は?」など、知っているようで知らない地域のディープなネタが続出!地元のオードブル(よろこんで)を囲み、知識と笑いを共有する最高の交流時間となりました😊
この学びの熱を、これからの地域活動に活かしていきます!
※下記リンクより地域資源3拓クイズに挑戦してみてください◎

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4. 視察ツアーレポート:佐渡の未来を巡る「ヒト・トキ・キン」
【佐渡研修2日目ハイライト!ヒト⇒トキ⇒キン徹底解剖ツアー✨】
2日目は佐渡の3大地域資源「ヒト・トキ・キン」を体感するバスツアーを敢行!
- 🕊️ トキ(環境と共生):トキテラス&トキの森公園で、トキの野生復帰への深い取り組みを学びました。人と自然の共生が佐渡の未来をつくっています。
- ⛏️ キン(世界遺産の核心):きらりうむ佐渡からスタートし、壮大な産業遺産北沢浮遊選鉱場跡でランチ。そして史跡佐渡金山と佐渡奉行所を巡り、世界遺産の核心である歴史と技術を視察しました。
- 🙋♂️ ヒト(未来を担う私たち): 2日間の講義と視察を通し、佐渡を支えてきた「ヒト」の情熱と知恵を肌で感じることができました。
16:05発のカーフェリーで佐渡を後にし、新潟港で解散!参加者の皆さん、本当にありがとうございました!この研修で得た熱意と知識を、今後の活動に繋げていきます🔥

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