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佐渡汽船株式会社および株式会社みちのりホールディングスから4名様にご来訪いただき、佐渡市議会議員全員協議会にてご説明をいただきました!

2022年2月9日 / Hiroshi Murooka / お知らせ, ブログ

昨日2月8日(火)、佐渡汽船株式会社および株式会社みちのりホールディングスから4名様にご来訪いただき、佐渡市議会議員全員協議会にてご説明をいただきました!せっかくの機会でしたので、私も質疑させていただきました◎

▼出席者
●佐渡汽船株式会社
代表取締役社長 尾﨑 弘明 様
常務取締役   渡邊 幸計 様

●株式会社みちのりホールディングス
代表取締役グループCEO 松本 順 様
ディレクター       八木 秀徳 様

▼概要
・2021年12月期の実態債務超過額が41億円になる見込みである。
・普通株式など12億円の発行と新株予約権3億円を付与することでまとまった。
・新潟県や佐渡市、関係自治体、金融機関と連携し、事業改善能力を活用し重要な佐渡航路の維持改善に努めたい。
・航路および運航数の現状維持、老朽化した船舶の新造船を行う。カーフェリーを優先し、ジェットフォイルは可能な限り修繕を続け使用していく予定。
・内部管理体制を強化し、筋肉質な企業体質を実現したい。
・運輸、商事、観光に分かれている佐渡汽船グループを一体化し経営効率化を図る予定。
などなど
【出典】佐渡テレビニュースアイランド:2月8日(火)放送分

▼質疑
【室岡】まずもって、尾﨑社長におかれましてはコロナ禍での佐渡汽船経営改善に取り組まれ、大変おつかれさまでした。また、みちのりホールディングスの皆様には経営再建にご尽力いただき、今回のことが後々に『渡りに船』だったねと言われるようにがんばっていただきたいと思います。私からは3点お尋ねします。雇用の維持と人員整理ということをどう考えておりますでしょうか?

【松本CEO】人員整理については予定しておりません。むしろ、人材不足が現実なので、より良い雇用の場としていきたいと思います。

【室岡】乗船者数は、コロナショックで年間75万人程度まで半減しています。平成28年の年間150万人利用(島民50万人、島外100万人)の水準まで早期に回復させる必要があると考えますが、いつ頃までに実現できると考えておりますでしょうか?

【松本CEO】予測が難しいと思いますが、コロナ後にできるだけ早く乗船者数を伸ばしていきたいと考えております。

【室岡】メディアによると、みちのりホールディングス社による汽船会社経営は初めてのことだと理解しております。経営の本質は変わらないのだと思いますが、冬期の欠航(カーフェリー:まれに、ジェットフォイル:たまに)という不測の事態や、5月と8月の大きなヤマがあり、乗船者数の波が激しいという現状があります。また、おけさ丸の後継船建造50~60億円、ジェットフォイルの更新35億円×3隻、加えて借金は100億円もあり、バス会社と比べて桁違いの投資が必要になってくると思いますが、どう考えておりますでしょうか?

【松本CEO】仰る通り、経営の本質は変わらないと考えております。無理のない計画を立てて、着実に営業キャッシュフローを増やしていきたいと思います。また、航路運航について、過去のデータを活用して将来予測を行っていきたいと思います。

以上です。
貴重な機会をありがとうございました!次年度からの新体制によって、佐渡汽船の経営再建を継続し、世界文化遺産登録を実現した頃には世界中から佐渡へとたくさんのお客様が遊びにきていただけるように今から準備を進めていく必要があると思います◎

▼参考リンク
佐渡汽船、みちのりHD傘下へ 上場廃止、事業再生

株式会社みちのりホールディングス

佐渡汽船株式会社