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7月に佐渡市議会市民厚生常任委員会行政視察として、福島県郡山市と秋田県仙北市に伺いました◎

2024年12月21日 / Hiroshi Murooka / ブログ

7月に佐渡市議会市民厚生常任委員会行政視察として、福島県郡山市と秋田県仙北市に伺いました。遅ればせながら、、、報告書を作成しましたので、お手すきの際にご覧ください。

▼佐渡市議会市民厚生常任委員会視察報告書

①福島県郡山市
[テーマ]
子育て支援施設「ペップキッズこおりやま」について
https://pep-kids-koriyama.com/

市制施行100周年となり、ウエルビーイング都市郡山を目指している。東日本大震災、福島原発事故により子どもたちの健康増進、健やかな発達を願い、平成23年3月に子どもの心のケアプロジェクトにより屋内遊び場の創設が実現した。ここは、室内で子どもたちが安全に過ごすことのできる場所である。1日約750名が利用、累計で300万人以上が利用しており、1/4は市外からの来訪である。ペップアクティブ(無料)とペップキッチン(300円)とが利用可能である。理事長は、2013年1月3日頃に、保健支援フォーラムにおいて佐渡での講演をしてくれたとのこと。スーパーマーケットを転用した屋内遊技場ということで、佐渡市においても遊休施設の利活用可能性を感じた。

 

②秋田県仙北市
[テーマ]
医療MaaS車両「医信電診丸」について
https://semboku-hdx.com/maas/

市川晋一先生による医療MaaSについてのお話を伺った。今の時点で日本の最先端であり、一番お金がかかっている。看護師は2名必要、介護者は1名、患者は1名で、事業自体は赤字である。モネットという会社が貸し出して実証実験をしている。医療MaaSはトヨタなどが参画しており、1000億円規模の市場になるのではないか。トヨタは7台つくっっており、10数か所で展開中である。訪問診療以上診療所未満という位置づけ、モバイルクリニックのイメージ。市職員の応募案が採用され、以心伝心を文字り、「医心電診丸」という名称にした。寝たきりの方は訪問診療の方が良い。初診はオンラインが対応不可。3回に1回は顔を合わさないとダメ。厚労省はオンライン化を推進して医療費を削減しようとしているが、民間では難しい事業である。現在は6名の患者さんのみ、毎週水曜日午後に予定している。医師の診療圏は、16kmと決まっており、縄張りがあるため、地域外の診療は道義的に許されない。市川先生のアツい思いが伝わってくる説明であった。佐渡市においても、オンライン診療と併用しながら、医療MaaS車両の導入も検討し、遠隔地での医療行為や薬剤提供もできるように改善していく必要性を感じた。