室岡ひろしの最新情報

日本大学建築学科の学生2名が佐渡を訪れ、佐渡市職員へのヒアリングに同席しました◎

2025年9月9日 / Hiroshi Murooka / ブログ

卒業論文のテーマは「佐渡の空き家活用と観光振興について」です。空き家問題は佐渡でも深刻で、約5,600軒が空き家となっており、その中には相続や所有権が複雑で手が出せない物件も多いそうです。市としては、解体補助金や空き家対策協議会で対応しているとのことでした。
一方で、空き家を利活用する前向きな取組みも進んでいます。
①お試し住宅:移住を考えている人向けに、空き家を活用したお試し住宅を提供。これが移住のきっかけになっているそうです。集落連携型の4地域は良い取組みで、気軽にバスで移動できるアクセスの良さが求められているとのことでした。
②保育園留学:ワーケーションと組み合わせ、空き家を宿泊施設として活用。首都圏、香港やオーストラリアのインバウンド需要も含めてリピーターが増えているとのこと。
③古民家活用:世界遺産となった島の重要文化的景観を維持するため、歴史的建造物の活用も進められています。
学生さんの真摯な質問と、それに応える職員の皆さんの熱意に、佐渡の未来を考える貴重な機会となりました。彼らがこの調査でどんなアイデアを生み出すのか、今から楽しみです!